「あー、またやってしまった……」
夜中、スマホの画面を見つめながら一人ため息。
SNSをぼんやり眺めては謎に落ち込み、
ふと目を閉じれば「今日、あの仕事もっとうまくできたよな…」なんて一人反省会がスタート。
気づけばすっかり夜更かしです。
「キリのいいところまで!」と粘って残業し、ヘトヘトで帰宅。
週末はとにかく寝て回復するだけで、月曜の朝はどんよりモード……。
そんな、お世辞にも「一流」とは言えない毎日を、私は今まさに送っています。
正直に言うと、今回読んだ
『世界の一流は「平日」の夜に何をしているのか』(越川慎司 著)
を手に取ったときも、「一流の話なんて、自分にはハードル高いな」と少しビビっていました。
でも、読んでみたら「これ、毎日自分を責めてヘトヘトになってる人のための本じゃん!」と気づいたんです。
まだまだ絶賛もがき中の私ですが、この本から見つけた「夜の過ごし方を変えるヒント」を、皆さんにシェアさせてください。
一流は、夜の時間を主体的にデザインしている
著者の越川慎司さんは、3万人以上のビジネスパーソンの行動を分析してきた専門家。
本書がズバッと切り込んでいるのが、「休日にしっかり休んでも、なんで平日の疲れって取れないの?」という切実な疑問です。
その理由はすごくシンプルで、平日の夜を「ただ耐えて、なんとなくやり過ごす時間」にしちゃっているからだそうです。
一方で一流と呼ばれる人たちはというと、夜の時間を「主体的にデザイン」しているんだとか。
一つは、ネガティブな感情をリセットして翌朝を気持ちよく迎える「調整(縦軸)」。
そしてもう一つは、平日5日間で少しずつ自分を前進させる「投資(横軸)」。
言葉にすると少し難しそうですが、要は「夜の時間を自分の手に取り戻す」ということです。
一流たちの「夜の戦略」
1. 「終わるまで帰らない」はただの思い込みだった
今回一番の気づきだったのが、退社時刻に対する考え方です。
これまで「仕事はきっちり終わらせてから帰るもの」と信じ込んでいた私にとって、
「仕事は終わらせるものではない。切り上げるものだ」
という著者の元上司の言葉には、はっとさせられました。
一流の人たちは、朝のうちに退社時間をセットし、進捗に関わらずその時刻でスパッと手仕舞いするそうです。
さらに驚いたのが、心理学の「ツァイガルニク効果(人間は未完了のことほど強く記憶に留める性質)」を実務に応用しているというお話。
マイクロソフトの役員などは、あえてメールを書きかけにしたり、企画書の冒頭だけ書いてファイルを閉じたりするそうです。
中途半端な状態で切り上げることで、翌朝に自然と「続きをやりたい!」という意欲が湧き、迷わず仕事に入れるのだとか。
「キリが良いところまで」とダラダラ残業して翌朝に疲れを持ち越すよりも、あえて未完成でスパッと帰るほうが、よっぽど賢い戦略だったんですね。
2. 平日を「耐える期間」から「実験の場」へ
次に面白かったのが、平日5日間を「成長の波」を作る「実験の場」にしてしまうという発想。
私にとって平日は「早く週末にならないかな」と耐え忍ぶ期間でした。
でも、ある企業のCEOは月曜の朝に「今週は何を試す?」とチームに聞くそうです。
この「試す」っていうのもいい言葉選びですよね。
完璧じゃなくても、何か一つ新しいやり方を実験してみればいい。
そう思うと、なんだか月曜日の憂鬱が少し軽くなる気がします。
ただ全力疾走して金曜に力尽きるのではなく、1週間をちょっとゲーム感覚で乗りこなす設計図を持つ。
これには、すごくワクワクさせられました。
3. 「一人反省会」を強制終了させる物理的な儀式
そして、夜に一人反省会をやめられない私にピッタリだったのが、「ブレイン・ダンプ」という習慣。
布団に入っても失敗を思い出してしまうのは、脳が不安を自動増大させている状態なのだとか。
解決策は、驚くほどシンプルでした。
寝る前の7分間、頭の中のモヤモヤをノートに全部書き出す。
そして、「時間が来たらバタンとノートを閉じる」。
そもそも私たちの脳は、忘れてはいけない情報を保持するために、ずっとエネルギーを使い続けているそうです。
だから、ノートにすべて吐き出して閉じるという物理的なアクションをとることで、脳の「記憶をキープしなきゃ!」という仕組みを強制的に休ませてあげる。
書き出してみると「なんだ、明日の準備のことばっかり気にしてたのか」と意外に冷静になれたりして、「妄想を手放す」ってこういうことか!と感動しました。
4. タスク量ではなく「届いたこと」で一日を振り返る
最後に、自信がない私の心をフッと軽くしてくれたのが、「貢献度」で1日を振り返るという視点です。
Todoリストが全部消せないと「今日も全然ダメだった」と落ち込みがちですが、一流は「今日、誰のために何ができたか」で1日を振り返るそうです。
「メールをたくさん返した」という作業量ではなく、「同僚の確認待ちを一つ減らせた」みたいに。
そこで私は、ブレイン・ダンプ用とは別の「貢献専用のノート」を用意することにしました。
日中のモヤモヤをブレイン・ダンプ用のノートに書き出した後に、この専用ノートを開いて「誰に何が届いたか」を1行だけ記録する。
これなら、自己評価が低めの私でも「今日もちゃんと意味のある1日だったな」「お疲れ、自分」って許してあげられそうです。
明日から始める、ちょっとした「夜の実験」
この本を読んで、私は明日から以下の3つを実験してみることにしました。
- 「18時退社」: 残りの仕事は明日の自分に託して、勇気を出して切り上げる。
- 「ブレイン・ダンプ」: 寝る前の7分間、モヤモヤを書き出してノートを閉じる。
- 「貢献の記録」: 「今日、誰のために何ができたか」を一行だけ書き記す。
どれか一つからでも、ゆるく始めてみます。
完璧にやろうとするとまた苦しくなるので、「スマホをダラダラ見ちゃった日があっても、翌日から再開すればOK」くらいのスタンスで、まずは3週間。
平日の夜は、ただ疲れて終わる時間じゃなくて、明日の自分をちょっと前向きにするための「準備の時間」です。
もし、あなたも夜の静寂の中で一人反省会をして苦しくなっているなら。
今夜から一緒に、「7分間だけノートを開く」という小さな実験を始めてみませんか?
完璧じゃなくても、明日の朝が少しだけスッキリ迎えられるように。
そんな変化を、一緒に楽しんでいけたら嬉しいです。


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